SSDって何?

  SSDとは SSD エスエスディー (Solid State Drive ソリッド ステート ドライブ)と言いHDDに成り替わる新しくすばらしい装置です
  回転する円盤とヘッドではなく 半導体(フラッシュメモリ)にてデーターを記憶します。(電源を切ってもデータは消えません)
    8GのUSBが数個合体し、書き込みを平均化する装置を付加し長寿命化した、物と考えれば判りやすいです。

 

デメリット

 まだ高価 128G(MLC)5万円前後 (2010年10月)   →  128G(MLC)13000円前後 (2012年07月) 
 以前は20万前後しており民生機には搭載できなかった
 高周波音が読み書きのときにわずかに発生しますが、聴力の優れているしか聞こえないと思います。
     

メリット

 衝撃に強い、 HDDより読み出しが高速、 HDDより省電力、 音がしない (重さは10g前後しか軽くなっていない)
 円盤が無いのでスピンアップやスピンアウト時のクラッシュの故障率がない、電源をこまめに入り切りしても故障率は上がらない
 熱は少し熱くなりますがHDDのようには熱くなりません。
  

耐久性は?

 フラッシュメモリは書き換えは10万回で寿命と言われていますが
 SSDでは内部のコントローラーで書き換えの場所を集中しないようにして理論値では1日に50Mバイトの書き込み使用で17年以上と計算されています(MLC)

 
で、どうなの?

 HDDより2〜3倍高速です  省電力や衝撃に強いなど
  ノートパソコン用に開発されたデバイスと言っても良いぐらいノートパソコンでは恩恵を受けることが出来ます。 
 パソコンが遅いと感じたらSSDを検討してください。
 本当にThinkPadを持ち歩いているユーザー様にはお勧めです。
 ちなみにCPUは1GHz以上のThinkPadでの使用をお勧めします、おそいCPUではSSDの真価を発揮できません。
 


長寿命へのコツ

 ・出来るだけ大容量のSSDを選びます、256Gを選んで128G程度しか使わなければ寿命は2倍以上に延びます。
 ・通電時間を短くし、無駄な読み書きを減らす
  ThinkPadのスタンバイを利用し30分以上使わない時はThinkPadを眠らしとく(SSDにも通電しないので劣化もしない)
 ・スワップを減らすためメモリは多く積んでください。
  メモリを多めに積んでHDDへの(退避スワップ)を出来るだけ避け(無駄な書き換えを減らす)延命を図るのが賢明と思います
  ・作業用のドライブはSSDにして動画や写真など大容量のファイルは安価なHDDやNASに保存する事をお勧めします
 



物理的な違い
 

SSD ソリッドステート(半導体)ドライブ
 
  HDD ハードディスク(固い円盤)ドライブ
 
 
上側見た様子↑ 箱です
     円盤は入っていません
 
上側↑ から見た様子
     中に円盤が入っています
 
 
下側↑ 箱です
    HDD互換が取れるように同じ寸法にしてあります
 
下側↑ 回路はむき出しが普通
     回転軸受けが見えます
 
 
中身↑ 最大の違い
     SSDは名前の通り
     ソリッドステート(半導体)ドライブです
     8GのUSBの中身沢山+コントローラーが入っている
     と思えば判りやすいです。


 
中身↑
 HDDは名前の通り
 ハードディスク(固い円盤)ドライブです
 フロップディスク(ヘロヘロな円盤)からの進化で
 現代も進化し続けており高密度や垂直に記録し
 2.5インチでも1T(テラ)が存在する
 

SSDやHDDは例です 違うデザインの物もあります
 分解しないで下さい 保証が無くなります、特にHDDはクリーンルーム以外での分解は必ず壊れます
 
 今回は2.5インチHDD互換のSSDを紹介しましたが
 ・半導体ですのでシステムボードに直付け(小型が出来る)される事もあります、
 ・3.5インチのSSDはあまり聞きませんデスクトップをSSDにする場合は
  この2.5インチSSDにブラケットを取り付け3.5インチの寸法(ネジの位置)に合わせます。(軽くてスカスカになります)

  ・スマートフォンやThinkPadTabletもSSD(SSDとは呼びませんが)が入っています、
  特に珍しいことではなく振動に強く大容量は必要せず、起動も早く省電力はシリコンディスクが採用されています。
  
 


 


   
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